lanケーブルを使わずにインターネットにつなぐ方法

インターネット接続では、lanケーブルが用いられることが多いです。lanケーブルを用いたインターネットでは、大容量のデータを高速かつ安定して送受信することができます。しかし、インターネットの接続方法にはlanケーブルをつかわない方法もいくつかあります。今日、lanケーブル無しでインターネットに接続する方法として代表的なのは、Wi-Fiと呼ばれる技術をつかう方法です。

これは、Wi-Fiルーターと呼ばれる機器を用いて、無線でネットワークにつなぐ方法で、通信の安定性や速度については有線にはおよびませんが、Wi-Fiルーターからの電波が届く範囲内であれば、有線接続ができない所でもつなぐことができます。電波の届く範囲は、中継装置を用いることで広げられます。ひと昔前までは、ISDNケーブルを用いたネットワーク接続がさかんに行われていました。ISDNは、デジタル回線網を利用した通信技術で、ダイヤルアップルーターもしくは回線終端装置つきのターミナルアダプターがあれば、専用のケーブルと機器同士を接続することで通信が可能になります。

理論上の最大通信速度は64kbpsと、現在の視点から見れば著しく遅いですが、日本でサービスが登場した当初はアナログ回線を維持しつつも高速通信が可能だとして、一般家庭から企業まで多くの場で利用されてきました。しかし、ADSLや光回線など、より速くて安定している通信技術の登場によりISDNのユーザーは顕著に減少しました。そのため、2024年1月まででISDNのサービスが完全に終了することが予定されています。